カルマ/愛しのローズマリー

有楽町ソフマップ閉店セールで1kで買ったカルマと2本2kくらいで買った愛しのローズマリーを観ました。



・カルマ

今は亡きレスリー・チャンの遺作らしいです。
ホラーが遺作というのはなかなか色々思わせる物がありますね。
パッケージの表にはスリラーと書いてありますがどろどろの愛憎劇だと思います、これ。
序盤はカリーナ・ラム演じるヤンが幽霊を視てしまう幻想に捕らわれ、精神科医であるジム(レスリー・チャン)の所に診察を受けに行く。
しかしそれは彼女の過去のトラウマによって生み出された物であり、ジムの献身的な診療によりヤンは自分を取り戻します。
そして2人は惹かれ合っていくのですが、ジムに奇怪な行動が現れ始める。
それはヤンの診療に影響を受けて表面に出てきた、彼の忘れていた過去のトラウマによる物だった・・・と。
音楽も雰囲気がかなり出てましたし、所々ぞっとするシーンはありますが基本的に愛憎劇です。
100%ホラーではないのでそれをあてにしていると肩すかしを食うと思います。
僕は1kだから買っただけなんで、あまり気にしませんでしたが。

・愛しのローズマリー

メリーに首ったけを撮ったファレリー兄弟の作品・・・と書くと、あの映画を観た人は大体どんな映画か想像が付くでしょうねえ。
10歳の頃に父の死に際に立ち会った主人公ハルは遺言でぼんっきゅっぼんの女としか付き合うんじゃないと懇々と諭されます。
そして言うだけ言って父親は死亡。
どうもモルヒネでラリっていたようです。このことが深層心理に焼き付いてしまったようで、大人になったハルはぼんっきゅっぼんの見てくれのいい女性にしか興味が示せなくなります。
しかしエレベーター事故で知り合いになった心理セミナー講師に暗示を掛けられ、心の美しさで人のす方が見れるようになります。
つまりどうなったかというと。

心優しいみそっ歯そばかすだらけの痩せ過ぎ女性や、心の綺麗な136kのオーバーウェイトの女性が、ぼんっきゅっぼんに見えるようになる訳です。

ある意味壮絶な映画でしたねえw
いろいろと皮肉が効いています。
金目当てで脊椎に障害がある男性と付き合ってる女性がガリガリの老婆に見えたりね。
基本的に下品系コメディなので、肩が凝らずに観られました。
面白かったです。ただ、観る人を選ぶとは思いますがーw