夕闇通り探検隊クリア

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6年越しくらいでクリア。
といっても、この間最初からやり直したんだけどね。
セーブデータどこ行ったか分からなかったんd(ry
思えばこのゲーム、知り合いが開発に参加していたと言う縁で新品で買ったんだなあ。
普通は、トワイライトシンドロームファンが買うようなゲームらしいんだけど。
今何やってるんだろう、彼。
まあ、便りがないのは元気な印って事でうまいことやってると思いましょう。


何年か前のケータイ破損時、相手の電話番号をロストしたから連絡取れないし。(よくあるよくある)


ちなみにこのゲーム、売れなかったらしいです。
1番の原因は時間が掛かりすぎる事ですかねー。
このゲームは100日後に誰か死ぬと言う呪いにかけられた3人が、夕暮れのイヌの散歩の合間に奇妙な噂を検証し、解決していくのですが、1日が長い長い。(16:00-20:00)
さらに5月からスタートして8月中頃まで続きます。
それぞれの噂は解決出来る人が決まっているけど、
その日の散歩では3人の中から選んだ人がメインで話を進めるしかなく、別の人でなければ話を進められない事が多々あるため、検証が複数日に跨ります。
攻略本を見ながら最短でやってましたが、多分5-60時間は掛かってます、クリアまで。
時間掛かりすぎです。操作とかインタフェースとかタルイし。
ちなみにゲーム開始時、最初にやることは会話スピードを"はやい"にすることです。(まぢ)
2番目は難易度の異様な高さ。あまりに不親切なヒントしかない、もしくはノーヒントで噂を検証していかなければならない為、攻略本必須。後バグだらけらしい。僕はバグには特にはまらなかったけど。


こりゃ売れないよね。


中学生の思春期をうまく描き、音楽もうまくマッチし、都市伝説や会談をうまく取り入れた44の噂、日野市を元に構築した広い都市マップといい部分は沢山あるんですがね。
エンディングも強烈な切なさでした。
色々大変だったらしいし、実に惜しいゲームに仕上がったと。
クリアできてよかったし個人的には楽しかったですが、知り合いには勧められないなあ・・・w
せっかくなので、44の噂の内面白かったものについていくつか紹介。
ネタばれなので一応折りたたみ。7年前のゲームだけどねw
後怖い話とか苦手な人は見ない方向でひとつ。




◎登場人物
ムラセナオキ 通称ナオ。いわゆる事なかれ主義の優等生。不平不満を口に出すことなく自分を押し殺し、友達ともクラスの鼻つまみ者ともうまく折り合いをつけて対立しないようにしている。
霊的なものを肯定も否定もしないが、霊感は多少あるようでおかしな気配を感じる事ができる。
クルミに告白しようとして出来ず、イヌの散歩に誘うのがやっとだった。


サンゴ 本名はヒラウチマユ。女性的な自分の名前が気に入らず、サンゴとまわりに呼ばせている。文学系同人少女。コミコミに向けて原稿を書いたりしている。
霊をこれっぽっちも信じないリアリスト。霊感はまったくない。
ナオキとは幼馴染でクルミとは友達。イヌの散歩に誘われたクルミにその事を聞き、監視役として参加するようになる。
ナオに気がある。


メロス イヌ。捨てられていたのを幼少の頃のナオとサンゴが拾った。
結構大型に育った。


シイナクルミ 不思議系美少女。言動が天真爛漫すぎて、周りから宇宙人呼ばわりされている。
小さい頃から視えていた為、霊や怪現象は日常的な物となっている。
しかし語彙があまりに少なく、表現が幼稚な為他人にまったく伝わらず、両親はそんな娘の将来を心配し精神科に通院させている。


こんな3人+1匹で噂を検証していきます。


◎浮遊霊のうわさ
サンゴの住んでいる団地が呪われているという噂。
事の発端は市民便りの団地の写真に霊が写っていたこと。
クルミは団地内で飛び降りる霊の悲鳴を聞く。
そしてサンゴは長く勤務している管理人から団地から何回も飛び降りがあったという事実が聞き出すことに成功する。
しかしその翌日、管理人に再度詳しい話を聞きに行こうとするが、管理人は謎の死を遂げていた・・・。
これ以上深入りする事に恐怖を覚えたナオの提案により検証は終了となる。
その日以降、クルミで団地に入ると彷徨う管理人の霊を見るようになる。


◎開かないパチンコ屋のうわさ
再開発地のパチンコ屋が開かないのは店長が自殺したからだと言う噂。
検証の為にパチンコ屋に忍び込んだところ、そこには台の釘を調整する店長の姿が。
話を聞くと、このパチンコ屋には彼を恨んで自殺した女の幽霊がいると語る。しかし話を聞くたびに女性の死因が違う。
しかしクルミで店に進入すると店長の横には確かに女性の幽霊が。
しばらく通う内に、店長が明日このパチンコ屋を幽霊パーラーとして新装開店し、一発当てると宣言。しかしほこりをかぶった店内。
一人もいない従業員と言った様子を見て本当に開店出来るのか怪しむサンゴ。
翌日3人は再びパチンコ屋を訪れるが、そこには相変わらず閉まったままのパチンコ屋。
さらに店長は姿を消していた・・・。


◎うらわざのうわさ
高台にある古い自動販売機。その自販機に対して特殊な手順でジュースを買うと、見た事もないおいしいジュースが出てくると言う噂。
一見普通の自販機に見えるが、うらわざを試したところ、表示にない見た事もないジュースが出てくる。
成分表示もなく、聞いたこともない発売元。
ナオが一口飲むが、薬くさいものの普通に飲めた。
次にサンゴが試すが飲めたものじゃないほどまずかった為、怒って中身を地面に捨てようと缶をひっくり返す。
すると缶からアメーバのように中身が滑り出てきて排水溝に逃げ込んだ。真っ青になる飲んだ二人。
その後の調べで、このジュースの発売元は18年前に倒産していると発覚。
古いジュースが化学反応を起こし、アメーバと化したのではという推論を出し検証終了。


と、こんな感じの噂を検証していくわけです。
面白いのが、霊が視えるのがクルミだけなのに、その事をうまく伝えられない為ナオとサンゴは霊が本当にいることをまったく意識していない点。
そのもどかしさも夕闇通りの楽しみ方なんですかねぇ。