DVD感想等

いくつか観てたので、感想等。
第9地区ラッシュアワーとWEBで観ただけなんだけど、死病汚染(CAPCOMのデッドラ原作のゾンビ映画)等。
ネタバレになるかもなので、隠します。




第9地区
前知識まったくなしで視聴。ゾンビとかホラー物かと思いきや、まさかのエイリアン物。
主人公が徐々に人間じゃなくなっていくとか、歯が抜ける描写とかを見て、ザ・フライを思い出した。
主人公のヴィカスは、最初は事なかれ主義の最低野郎だったけど、クライマックスではちゃんと主人公的な行動をしてくれてほっとしました。


あのまま終わってたらヴィカスディスるしかなかったしw


エイリアンとの共同生活、スラム、ナイジェリア・ギャング等、実際の世界を置き換えたような舞台設定に感じました。
エイリアンとの友情や、姿を完全に変えてしまったエンディング等魅せる演出が多く、ここしばらくで見たエイリアン物としては、一番良かったです。
結構残酷描写があるので、そういうのが苦手な人にはオススメできませんねw
微妙に続きを作れる作りですが、続編はあるのかな。


ラッシュアワー
ご存知ジャッキー・チェンクリス・タッカーのアクション大作。
もう3作位作られていたような。
いつか買おう買おうと思いつつ、今回ようやく買いました。(DVD 3枚3k)
"東洋一、手が速い男。ミーツ 西洋一、口が減らない男。"という宣伝どおり、スピーディーかつ軽快な様相を呈しています。
内容はいつものジャッキー物なんだけど、クリス・タッカーが良い味を出しまくってます。
しかもアクションを停滞させない、軽快なシャベリ。
特典の作成風景を見ると、本気で時間をかけて、丁寧に撮った様子が伺えてさらに好印象でした。
しかし、あれですね。女性キャストが美人でも可愛くも無いですなw(相棒刑事/領事の娘
BDで2.5kだとか。そっちで買っても良かったなあ。


●死病汚染
CAPCOM:映画「屍病汚染 DEAD RISING」公式サイト
まず最初に。僕はデッドライジングは1も2もやってません。
ああいう系統はちょっと合わないのです。
また、監督の稲船さんに特に悪い印象はもっていない事も記述しておきます。
WEB版は無料との事で観てみました。DVD版は特典映像が付くみたいですねー。
すごく値下がりしたら買ってもいい気がします。1kとか。
B級狙いだし無料だし、適当に時間つぶしになればいいかなーくらいの気分で視聴しました。
とりあえずあれですね。


構成がダメ。あと完全にボリューム不足。


役者がうまくないとか、主人公が車椅子にしたせいで展開に文字通り足かせになったとか、FPS視点の撮影はどうなのかとかそんなのはいいんです。B級だし、無料だし。
全8話で1話ずつ観ていくのですが、最初と最後に稲船さんの解説が入ります。


1話ごとにです、1話ごと。しかも毎回必ず。


毎回、"はい、え〜、第X話です"って感じでスタート。この前と後ろの解説がほぼ、本編と同じくらいあります。
恐らく、全8話に分けるほどのボリュームが無くて無理やり水増ししているのかと。
イチイチ毎回自分の思いを語るんじゃなく、映画として撮ったのなら作品で語って欲しいと思いました。
製作裏話とかはDVDで発売が決まっていたのだし、そこに入れればいいし。
脚本は稲船さん+1人になってましたが、これほどボリューム不足になるのならもう1人くらい足して作った方が良かったのでは。
他はB級ゾンビ映画としてはそこそこ良かったかと。稲船さんほんとにゾンビ映画好きなんだなーと思えました。
改造車椅子作れるわけねーじゃん高い位置の工具とれねーしとか、戦闘が"うおゃー!"(暗転)とかもまあ、ゲーム原作だしなあと思えば許容範囲。
販促で撮った映画のはずですし、ゲーム要素をまったく入れないのも問題ですしね。
サイコの描写は甘かったかな。あれはただの狂ったヤクザ。
色々惜しい作品ですね。